Q窯変急須とは
急須について
A
窯変とは窯の中の雰囲気(焼成温度・酸素濃度)とか、素地の表面状態や釉薬の種類によって素地色・釉色が焼成変化することです。
常滑焼の代名詞ともいえる朱泥急須は鉄分の多く含まれた素地を酸化焼成するので、朱色に発色しています。
黒窯変急須は朱泥急須をさらに還元焼成(酸素が少ない状態で焼成)して、急須表面の鉄分を黒色に窯変させたものです。
窯の雰囲気を調整して一回の本焼成で黒窯変させることも可能ですが、色にばらつきが出ることがあるので、宇幸窯では本焼成と還元焼成の2回に分けて焼成しています。