常滑焼の基礎を築いた偉大な陶祖「鯉江方寿(文政4〜明治34)」を祀る祭事が毎年11月3日に執り行われます。
ここは常滑ですので... この像は“銅像”ではなく“陶像”で、高さ2.0m(台共で6.6m)あります。 大正10年に下部から彫刻を施しながら積み上げられた傑作で、市の有形文化財に指定されています。
文献によりますと、方寿翁は父の鯉江方救と共に連房式登り窯を改良し、土管等の真焼陶器の量産体制をつくりあげ、今日の常滑焼の礎を築いた第一功労者だそうです。
また方寿翁は急須作りの技術を持った中国人を招聘したり、埋め立て事業に貢献したりと、とにかく常滑にとっては偉大な陶祖様です。
常滑市天神山という小高い里山の上で、静かに常滑市街を見守っています。