前回焼成した急須・湯呑の一部を還元燻し焼成します。
還元燻し焼成に使う窯は以下の小型の電気窯です。
以前は本焼成用に使っていましたが、今は還元燻し焼成専用の窯として使っています。
下段には湯呑を重ねて横にして積みました。
この後の色の変化に注目してください。
窯の上段には急須を順に積み上げ…
最上部には色の変化が良くわかるように、湯呑をかぶせて置きました。
還元燻し焼成用の温度で焼成し、窯が冷めるのを待ちます…
窯の制御盤の温度を確認すると、200℃程度まで冷めました。
上蓋を開けて窯出しです。
窯の蓋を開けたところです。
急須も湯呑も朱泥部分が黒色に変化しています。
下段に入れた湯呑も燻しがかかっています。
比較の為に、焼成前後の湯呑を並べました。
常滑焼の土に含まれる酸化鉄の作用で酸化焼成後は朱泥色をしていますが、還元燻し焼成することにより、黒色に変化しています。
還元燻しについて詳しく知りたい方は、「急須の製造工程」の下方に記載してある「還元燻し焼成」の項をご覧ください。 ※以下の画像をクリックしてください。