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農林水産大臣賞受賞茶とお便りを頂きました


 「全国茶品評会」の普通煎茶10kgの部で農林水産大臣賞を受賞された鹿児島県霧島市の春香園製茶・有村春明様から祝賀会の引き出物として急須セットを御用命いただき、無事に収めさせていただきました。
 その有村様から、祝賀会の報告のお便りと共に農林水産大臣賞受賞茶の入ったセットをいただきました。

 貴重なお茶とありがたいお便りをいただき、本当にありがとうございます。


 第66回全国茶品評会・普通煎茶10キロの部で農林水産大臣賞に輝いた霧島茶です。
 以前にも紹介しましたが、お茶の外観・香気・水色・滋味の4点の審査項目全てで満点を獲得した煎茶です。
 茶葉は一番茶と二番茶の早摘みのものを用いて、蒸し、粗揉、揉捻、中揉、精揉、乾燥という手間のかかる工程を経て作られるのが一般的なようです。
 ちなみに蒸し時間の短いものが浅蒸し煎茶で、長いものが深蒸し煎茶です。
 お茶本来の味を楽しむなら浅蒸し煎茶、深みのあるお茶を楽しむなら深蒸し煎茶がお勧めです。
 ただ、深蒸し煎茶は細かな茶葉が多くなり、普通の急須の茶漉し網ですとお茶が出にくいので、宇幸窯の帯茶漉し急須がお勧めです。


 
 2煎分(約大さじ2杯)の茶葉を取り出してみました。

 お茶の葉1枚1枚が丁寧に揉まれていて、いつも目にする茶葉よりも上品です。

 お茶の香ばしさの中にほのかに甘い香りも感じます。


 
 
 
 湯飲みで約60度程度に冷ましておいた一煎分のお湯を急須に戻して、そこに一煎分の茶葉(約大さじ1杯)を入れます。


 
 
  約3分ほど蒸らして蓋を取ると…
 
 お茶の葉が鮮やかな色になって急須の中に広がっています。


 お茶の色は透明感のある上品な金色です。

 早速飲ませていただきました。

 上品な香ばしさに、甘みと苦み・渋みが絶妙に調和していて雑味は全くありません。
 「これこそが本来の日本茶」と思わせてくれる、おいしいお茶でした。


急須の裏底に造り手の証を刻印

 
 ほとんどの常滑焼急須には造り手(製造者)の刻印がされています。
 場所としては、急須の持ち手の下か裏底が多いと思います。
 宇幸窯では急須の胴体が柔らかい時に裏底に「宇幸」の刻印をします。


 
 最近では農作物などに生産者の表示がされているのをよく見かけますが、常滑焼急須には以前から造り手(製造者)の刻印がされています。

 どちらも、生産者(製造者)を明確にして、消費者に安心して買い求めていただけるようにとの願いからだと思います。


  
 デパートやホームセンターなどで急須を見かけたら、刻印を探してみてください。
 もし急須に刻印が無かったら…安心して使うことができますか?



 別ページでも紹介していますが、常滑焼産地は地域団体商標「常滑焼」の商標を取得して、認定された製造者に地域団体商標の個別番号が付与されています。

とこなめ焼協同組合の組合員名簿」から検索することができます。

宇幸窯の組合員名は(有)水本陶苑
地域団体商標使用登録番号は(08-1007)です。


帯茶こし網を交換します

帯茶漉し網急須

帯茶漉し網急須

 
日頃は宇幸窯の急須をご愛用頂きましてありがとうございます。
 
さて、急須を長年使っていて、網が茶渋で汚れたり、何かの拍子で外れてしまったという事はありませんか?
 
宇幸窯では、お客様が急須を末永くご愛用頂けるように「帯茶こし網の交換サービス」を致します。


宇幸窯の刻印

宇幸窯の刻印

 
 
1. サービス内容
・お客様の急須に新しい帯茶こし網を取り付けます。
・急須の内部を可能な範囲で洗浄いたします。

2. 対象となる急須
宇幸窯の帯茶こし急須
 
※急須の裏底に「宇幸」の刻印があります。


3. 交換費用について
・帯茶こし網の交換費用及びお渡し時の送料は無料です。
宇幸窯への送料はお客様のご負担でお願いいたします。

4. 注意事項
・欠け、ひび割れ等の破損のある急須はお受けできません。
・急須を発送する際には、梱包に十分注意して下さい。

5. その他
・急須の返送までに最大1週間程度かかる場合がありますので、ご了承下さい。

※詳しくは宇幸窯(0569-27-5117)まで電話を下さい。


年内最終の急須窯出し

先ほど、今年最後の窯出し作業を終えました。

窯出しと言っても、この窯は還元焼成用の低温焼成の窯です。
それでも750度以上の温度で焼成しますけど。

ほどよく冷めた(250度程度)ところで、
急須を窯から1個ずつ取り出して、枠板に移します。



まだ急須の最終仕上げとか茶漉し網の取り付け作業が残っていますが、
これで目の離せない工程は全て終了しました。



この還元焼成窯も1年間お疲れ様でした。また来年もお願いしますよ。


急須生地の乾燥【製造工程】

胴体の仕上げに手口の取り付けと磨きも終わって

焼成前の最終工程に向けてじっくりと乾燥中の急須生地です。



手口のような先端部分から先に乾きやすいので、白くなりかけてますね。

じっくり乾燥させないと変形やひび割れを起こすので注意が必要な工程なのです。


この急須の並んでいる缶の蓋を、

気温や湿度に応じて開けたり閉めたりしながら、均一に乾燥させます。


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