製造風景
製造風景
急須胴体のロクロ仕上げ
ロクロと聞くと、粘土を回転させながら成形する様子を思い浮かべるのではないでしょうか?
もちろん手引き成形ではそうなんですが、
宇幸窯では泥しょう鋳込み成形で生地を成形するので、成形工程ではロクロは使用しません。
下の写真は、急須胴体の表面仕上げを行っているところです。
ロクロ上の仕上げ台に急須胴体を伏せ、回転させながら表面を仕上げます。
泥しょう鋳込み成形の生地の表面は、そのままでは石膏型の表面の凹凸が残っているので、
カンナやへらを使って、急須表面を滑らかに仕上げます。
見えにくいですけど、下半分はすでに表面仕上げを終えて、
現在はカンナを使って急須の高台部分(裏底)を仕上げているところです。
製造風景
急須手口取付け【製造工程】
製造風景
ボールミル原料調合【製土作業】
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粘土粉砕作業【製土作業】
これはクラッシャーと言って、大きな粘土を小さく砕く粉砕機械です。
急須や湯呑みの原料を作る製土作業で一番最初の工程に使います。
粘土の板を上から投入すると、クラッシャー内部の羽で砕いて下に落とす構造になっています。
真上からです。
乾燥させた粘土をクラッシャーの上から放り込みますと。
中では鉄の羽が回転していて、粘土を次々と砕いていきます。
この鉄の羽に手を挟まれたら大変な事になります!!
この機械を導入する前は手作業(ハンマー)で砕いていたので、腱鞘炎になったりして大変でした。
砕かれた粘土は次の製土作業 『ボールミルによる原料調合』 に進みます。