常滑焼急須や湯呑みの鋳込み成形に必要な液状粘土の製造作業を紹介します。
これはボールミルと言って、焼物の原料の粘土や長石と水を微粉砕しながら調合する機械です。
ボールミル内側には石の板が全面に張ってあり、こぶし大の玉石が入れてあります。
下のように計量済みの粘土や長石等を… 大きなじょうごを使ってミル内に投入します。
水を加えて約15時間ほど回転させてから、約300キロの鋳込み用粘土ができました。
篩を通して異物を取り除きます。
今回製造した鋳込み用粘土には弁柄を混ぜていないので、朱泥色をしていません
この鋳込み用粘土で成形した急須などを焼成すると、うっすらと黄みを帯びた白色になります。