急須手口取付け【製造工程】

 今回は、急須の胴体に手口を取り付ける作業を簡単に紹介します。
 急須の胴体と手口は乾燥前で適度に柔軟性があるので、このような成形作業が可能になります。

1.コンパス状の道具で急須の胴体に丸い穴をあけます。



※急須の胴体は前工程のロクロ作業で表面を磨いてあります。


2.急須の口に泥ノタ(生地と同じ液状粘土)を筆で塗ってから、先ほどの胴体の穴に接合します。



3.“とんとん”と軽くたたいて急須の口と胴体をなじませます。



4.急須の持ち手も同様にして取り付けます。



この後、胴体と手口の接合部をヘラで撫ぜて、密着させるのと同時に見栄えを良くします。


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